外国の鉄道事情

新幹線や地下鉄、電車など、鉄道は日本で馴染みの深いものであり、日本人の生活に深く馴染んでいるものである。

外国の鉄道事情

新幹線や地下鉄、電車など、鉄道は日本で馴染みの深いものであり、日本人の生活に深く馴染んでいるものでいます。日本に住んでいれば日本の鉄道のありがたさが標準のように思えてきますが、韓国、中国など距離の近い同じアジア圏の国ですら一つ一つ鉄道のあり方は異なっています。

また、日本はその鉄道の沿革から世界でも高水準の鉄道技術を持ち、特にアジアの国々に影響を与えています。その為、日本人が知らないだけで日本の列車が違う国で走っていることもあります。世界の様々な鉄道のあり方を知って、日本の鉄道のあり方を見直してみると面白い発見があるかもしれないですね。

アジアの国々は日本と文化的な関わりも強く、生活様式も似ているところがあるりますが、鉄道事情はそれぞれの国の事情に合わせた全く違ったものとなっています。

例えば、韓国の鉄道はネット化社会の影響を強く受けており、列車内での携帯電話による通話が許容されていたりWi-Fiが標準されています。また、インターネットカフェが駅の構内にあったりします。日本の駅の自動改札機は、機械の幅が20センチくらいあるせいで自動改札機の台数が少なく混雑しやすいのですが、韓国の自動改札機は幅が10センチくらいしかないのでその分自動改札機の台数を増やせるので、混雑緩和に向いています。

中国は従来の鉄道の形から、急激な経済発展によって上海リニアや城際特快などより発達した鉄道の形を求められています。しかし、日本でもニュースになりましたが、中国では2011年に中国高速鉄道の衝突脱線事故がありましたよね。

中国は日本の新幹線に対抗しているのか、独自の技術で新幹線のようなスピードが出る高速鉄道を造り運行させました。しかし、列車運行の制御システムに重大な問題があったようで、先行していた列車が落雷による影響で停車していたところに高速鉄道が追突し、死者が40人もの大きな事故が発生しました。

他にも社会文化や宗教文化が鉄道に影響を与えている国などもあります。タイは仏教国なので、鉄道でも僧侶を保護する制度があるし、バングラデシュにはイスラム教の国家なので、鉄道に礼拝用の施設を設けたりしている。

また、島国である日本ではありえませんが、外国では国際列車が普通に国境を越えることもあります。それゆえ、外国の鉄道は他国との政治的影響も強く受けているようです。

このように、宗教も曖昧で隣国と陸地で接する環境を知らない日本人にとって、外国の鉄道事情は非常に興味のあるものになると思います。

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