フィリピンでの鉄道

フィリピンでは、主にLRTやMRTが住民の移動に利用され、長距離の移動も全国に路線が張り巡らされたバス路線が利用されている。さらに、市内ではジプニーと呼ばれるジープを改造して運行しているバスが一般的に利用されている。一方で、鉄道は一本の長距離路線とマニラ近郊の路線を走るだけなので利用する人は全くおらず、国民の大半が駅の場所すら知らないというほどマイナーな乗り物となっている。また、実際に利用してみるにしても、客車は廃車同然であり、そのサービスはあまりにも酷い。

日本の客車を寄贈

フィリピンの鉄道環境は酷いものであるが、1999年にJR東日本から寄贈された12系、14系の客車は運行以来、フィリピンで人気がある。これらの客車は、フィリピンに寄贈されたあともほとんどそのままの姿で運行されており、フィリピン国鉄は日本から寄贈されたものであるという事実を大切にしている。

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