タイの僧侶優先席

タイは仏教社会であるが、その文化を鉄道の中でも見ることができる。例えば、切符の年号が西暦ではなく仏暦表記であったりする。他にも、タイでは僧侶が尊ばれる存在であることから、優先席には身体障害者、高齢者と並んで僧侶も優先して座って良いとされている。これは僧侶が尊ばれるものだからという理由もあるが、女性に触ってはならないという僧侶の戒律が背景にある。僧侶は修行中に女性に触ると破戒僧になってしまうので、僧侶を保護する意味合いがあるのである。

タイ国歌

ホアランポーン駅などタイの主要な駅では、朝と夕方に一度ずつ、駅内に大音量でタイ国歌が流れる。国歌が流れ始めると、タイ国民はあらゆる動作を中断し国王の肖像画の方を向いて、直立不動の体勢を取る。これはタイで王室が尊ばれているからであるが、観光客は突然のことに驚くことが多い。

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